新しい働き方の提案

『ハタカク』設立のの趣旨は「新しい働き方」の提案です。
北海道旭川市の経営者や技術者が協議の元に作成いたしました。
北海道旭川市は北海道第2位(関東以北では3位)の人口がありながら、北海道内での経済規模は第5位。個人の収入も「中の下」レベルと言われています。
そこで旭川の状況や環境を分析した上で、今自分たちで出来ることを考えた結果行き着いたのが「ハタカク」です。

「ハタカク」の主なコンセプトは二つで「フリーの技術者やクリエイターを共有することでの効率化」と「各種法人や個人、技術や商品、人材などの情報の共有」です。

そのコンセプトに従って具体的な「ハタカク」の使い方を説明してまいります。

まずは、「フリーの技術者やクリエイターを共有することでの効率化」について簡単に説明いたします。
現在は旭川だけではなく全国的にフリーデザイナーやプログラマーなどのほか、電気技師やビルメンテナンスなど各種の業者で、特定の組織に所属することなくフリーで活動している方が多くいます。

その人達がフリーで活動することになった理由は様々ですが、多くの場合は自由な時間を手に入れるためにフリーになることが多いようです。
特にデザイナーやプログラマーなどは自分の手元に仕事が届くまでに「クライアントの担当者 → 代理店営業 → 代理店ディレクター → 代理店デザイナー → 製作会社営業 → 製作会社ディレクター → デザイナー(自分)」の様に多くの人が間に入り、それらの連絡に時間がかかったり、伝言ゲームの様にその都度元のクライアントの意向と異なる要望に変わったりし、2度手間なら、3度手間、4度手間となりがちです。
当然クライアントにはそれらに関わる人の数だけ、人件費がかかります。しかし多くの場合、予算は限られますので、末端に行けば行くほど予算(給料)が削られる現状がございます。

具体的に知り合いのデザイナーは独立することで拘束時間は1/4、収入は倍になったケースもあります。

クライアント側も代理店や製作会社を通さないことによって予算が1/2〜1/5程度下がります。

しかし、大きな問題があります。
もしも、一つの会社が一人のフリーデザイナーと契約していた場合、もしそのデザイナーが何らかの理由で利用できなくなった時に、代わりのデザイナーが見つからないことがあります。
代理店や製作業者と契約してた場合は、多くの場合はそれらの会社内で代わりを見つけるでしょう?

そこで「ハタカク」では多数の同業種のクリエイターが登録されていますので、代わりの人材が見つけやすいです。

また、フリーのクリエイターは同業の情報が入りにくいので、気がつけば古いデザイン、古い技術を使用していることもあります。しかし「ハタカク」ではフリーのクリエイター同士のつながりも作れますので、絶えず同業者同士で情報交換をしたり、刺激を与え続けることもできます。
もちろん、フリーの技術者同士で繋がり合い、新たな事業や組織を創ることも可能です。